ひとつの区切りと、これから

先日、長く関わってきたレストランと、特養での勤務を終えました。

振り返ってみると、どちらの場所でも、
自分なりにできることを考え、手を動かし、
その場を少しでも良くできるようにと過ごしてきた時間だったと思います。

レストランでは、ホールの柱として現場を回しながら、
特養では一スタッフとして、目の前の仕事を丁寧に積み重ねてきました。

役割は違えど、どちらの場所でも、
自分がそこにいてよかったと思える時間を過ごせたこと。
そして、最後に、ああ自分は必要とされていたのだなと感じられたこと。
それが、何より嬉しかったです。

レストランでは、最終日まであれこれと引継ぎに奔走しながら、
スタッフの皆さんと店前で記念撮影をしたり、
閉店時には、シェフからお花をいただいたり。

特養では、普段と変わらず自分の仕事をしっかり進めて。
それでも仕事明けに、思いがけず餞別をいただいたりと、
それぞれの場所で、あたたかく送り出していただきました。

こうして振り返ると、
関わってくださった一人ひとりとの時間が、
静かに積み重なっていたのだと感じます。

これで終わり、というよりも、
ひとつの区切りを迎えた、という感覚です。

引退したとはいえ、ご縁が切れたわけでなく、
またどこかで顔を合わせたり、
何かの形で関わることもあるでしょう。

その時には、また自然に言葉を交わせたらいいなと思います。

これからは、自分の場をつくっていく時間に入ります。

「田菜ごころ」という形で、
食と対話が生まれる、小さな場所をひらいていきたいと思っています。

これまでいただいたものを、
今度は自分の場を通して、少しずつ返していけたら。

そんなことを思いながら、
また一歩、先へ進んでいきます。

ここまで関わってくださった皆さまへ、心から感謝を込めて。

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