仕事先の一つ、特養での朝の一コマ。
調理担当のAさんが、僕が間借り出店をしているスペース(「つながる図書館」)について、
どういうところか、利用料はいくらなのか、設備は、、、と尋ねてこられたので答えつつ、
「自分でも間借りをしたいとか、店を持ちたいとかあるんですか?」と聞いてみた。
結果はイエス。
調理の仕事を長く続けていると、やはり誰しも? そういう思いが湧いてくるようだ。
同僚のKさんも自分の店を持つために、色々と動かれているのを知っていたので、
そのことを話したら、「彼にも聞いてみよう」と。
「僕のケースはあまり一般的ではないので、彼の話の方が参考になるかも」と伝えました。
友人管理のレンタルキッチンや、コミュニティースペースで間借りをしたり、
「家なら貸せるし、キッチンや内装に手を入れても構わないよ」みたいな話が来たり、、、は
割と特殊だと思うので、セオリーに沿って、一般的な道で出店をしたい人の参考にはならないかもしれない。
しかし、このように僕の話を聞きたい、何か参考にしたい、という人が現れてくるのも象徴的な気がした。
僕の方で答えられる準備ができていないと、自然に壁ができてしまって、話しかけられないものだからだ。(僕自身が閉じていたら、彼にとって役立つような返答などできないし、話を早々に切り上げてしまう可能性だってあった)
ここしばらくの流れと学びの中で、何かがひとつ溶け出していて、
周りと関わり合える素地が生まれてきたのだと感じられる。
それはきっと、「この先にきっと、未来につながる道がある」という希望だったり、
「自分にもきっと、何かしら可能性がある」という、自己信頼に似たものだったりするのだ。
自分を信じるからこそ、他を、世界を信じられる。
これがわかるのは、その逆をずっとずっと生きてきたからだ。
闇を潜り抜けてきた深さと長さなら、だれにも負けない。
妙な自負だが、いざ抜け出してみれば、苦しみ抜いた過去が、はや宝に変わっている。
人生は、案外捨てたものじゃないのだ。


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