今日は、ひとつの区切りの日でした。
朝は山荘で、荷物の整理から取り掛かりました。
納戸や書斎に収めたケースにマスキングテープを貼って、内容物を書いていきます。
「あれはどこだっけ? どの箱に入れていたかな?」
そうしたストレスを減らすための、ちょっとした工夫です。
こうして、ひとつひとつを整えていくと、
生活の輪郭が、少しずつはっきりしてくるのを感じます。
振り返ってみると、私の所持品は相当量があったのですが、
今回の物件は収納に余裕があり、それだけで ずいぶんと助けられました。
ひと通りの品が、収まるべき場所へと収まりましたから。
お昼を挟んで、山荘のオーナーご夫妻と打ち合わせ。
生活インフラを整えるため、各所へ連絡が必要なので、そのやり取りがありました。
オーナーから、こうして折に触れサポートいただけるのは、本当に有難いことと感謝しています。
さて、いよいよ旧宅へと向かいます。
もう少し早く上げる予定でいたものの、結局は ギリギリになってしまいました。
ただ今日は、管理会社がお休みの日でしたので、鍵をポストに入れておけばOKと、
時間の縛りがないのが助かります。
まずは、これまで勤めていた特養へ。
返し忘れていた玄関の鍵をお返ししに行きました。
店長とスタッフさんがいらっしゃったので、
少しだけお話しをして、山荘の写真も見ていただきました。
その後、同じマンションに住まっているK夫妻へご挨拶。
ちょうどご主人にお会いできて、
お客さんが見える前のほんの数分だけ、お話しすることができました。
ご縁はこれからも続くものですから、
ただ「元気で」と、それだけの言葉を交わして、帰ってきました。
そして、部屋へ。
大半の物は、前日に引き上げられていたので、
残したものを回収します。
掃除用具とルンバ(的、お掃除ロボット)、ごみ箱3つ、折り畳みテーブルが一つ、
あとは、観葉植物のポトスなど。
うっかり忘れそうだった突っ張り棒にドアストッパー、宅配ボックスのチェーンも外していきます。
自分の生活を支えてくれた、これらの品を集めながら、
この場所での生活の記憶に、もう一度触れていく感じがしました。

最後に、静かに瞑想を。
この場所で為すべきことは、すべてやりきった。
悔いはなく、感謝だけが残っている。
その感覚を 胸に抱いて。
ブレーカーを落とし、鍵をポストに入れて、静かにドアを閉める。
この場所での生活に、こうして別れを告げました。

振り返ると今回は、
ただ引っ越したというよりも、
ひとつの場を開くために、
いまひとつの場をしっかりと閉じた。
そんな感覚がありました。
ここで出会った人たち。
ここでつながった時間。
ここで支えられた日々。
すべてに感謝をして、すべてを抱えながら、
また次の場所へと進みます。
0(ゼロ)から、また新しく。
今日という一日が、
その始まりになりました。


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